二輪教習の場合は、卒検のコースを事前に覚えておく必要があります。
もちろん、コースを忘れたり、間違えたからといって、そのこと自体で減点されるわけではありません。
しかし、正しいコースに戻るまでの間も採点対象となるため、その間減点のリスクがあります。また、コースを忘れたり間違えたりすることで、パニックになってミスをしてしまうかもしれません。
実際、私が普通二輪の卒検を受けたときも、大型二輪の方が、コースを間違えてしまいました。その方は400ccのバイクで教習所に通っており、運転の技量は明らかに私より上でしたが、残念ながら不合格になってしまいました。
このように、二輪教習の卒検では、卒検コースを間違えないようにすることが重要になります。
この記事では、私が行っていた卒検コースの覚え方などを紹介したいと思います。
参考になれば幸いです。
前半・後半などパーツに分ける
私が通っていた教習所の場合、1コース・2コースともに、コースの中盤に「一本橋→スラローム」の課題がありました。そこで、この「一本橋→スラローム」を基準にして前半と後半に分けて覚えるようにしていました。
たしか、1コースの前半部分は「8の字→障害物の側方通過→クランク」の順で、2コースの前半部分は「障害物の側方通過→8の字→クランク」の順だったと思います(1と2が逆だったかも)。
1コースの後半部分は「急制動→坂道発進→踏切」の順で、2コースの後半部分は「坂道発進→踏切→急制動」の順だったと思います。
このように、コースをパーツに分けることで覚えやすくなると思います。
繰り返しイメージトレーニング
地味ですが、基本はやはりイメージトレーニングを何度も繰り返すことだと思います。目をつむって、コースを走るイメージをしましょう。
私の場合、休憩時間や、公共交通機関での移動時間、入浴中の時間、就寝前の時間などを使ってイメージトレーニングをしていました。
お気に入りは、お風呂で湯船につかっているときでした。両手を前に出した状態で、シフトチェンジ、目視、ウィンカー操作も含めてイメージトレーニングを行っていました。
停車時はチャンス
覚え方の話ではありませんが、検定中、バイクが停車したときは、コースを思い出すチャンスです。
例えば、赤信号で停車したときなどは、このあとのコースを思い出すチャンスです。赤信号に捕まったら、ラッキーだと思いましょう。
また、私の場合は、急制動で停車したあとや、スラロームを終えて道路に戻る前に、一呼吸おいて、「次はどの路地に入るのか」「そのためにはどの地点でウィンカーを点灯させないといけないのか」などを思い出すようにしていました。
コースを間違えたときのイメージトレーニングもしておく
私は幸いコースを間違えることがなかったのですが、コースを忘れてしまったり、間違えてしまったときにどう対応するのかということも少しだけ考えていました。
具体的には、次のようにするつもりでした。
- ゆっくりとバイクを停車させる。
- 右手を大きく挙げ、検定車を見つめる。
- たぶん検定車が近づいてくるので、声が届く距離まで来たら「コースが分からなくなりました」と叫ぶ。
- 指示を仰ぐ。
- 発進し、指示に従ってコースに復帰する。
ちなみに、5.の発進の過程で、右ウィンカー点灯と後方確認をしないと減点されるのではないかと推測していました。
もしかすると、1.の停車時にも、左ウィンカーを出したり、ハザードを出したりしないといけないのかもしれないので、このあたりは、教習の合間に教官に聞いてみておいたほうがいいかもしれません。
万が一の場合も想定して準備しておけば、落ち着いて検定を受けることができると思います。
まとめ
コースを間違えないようにするためのポイントをまとめておきます。
- 前半・後半などのパーツに分けて覚える
- ひたすらイメージトレーニング
- 停車時は思い出すチャンス
また、コースを間違えた場合の対処法も考えておけば、落ち着いて卒検に臨めると思います。
参考になれば幸いです。